1 2011年 08月 29日
2011年 08月 27日
ドイツとベルギーで言語を筆頭に違うところはたくさんあるものの、大きなインパクトは全くない。おそらく、欧州での生活に体が慣れてしまっているのだと思う。仕事についても、ドイツで経験した赴任初期の苦戦期間はほぼなく立ち上げられそう。ベルギーマネージャーの受け入れは非常にあっけにとられるほどすんなりいった。しかしながら、「ベルギーのマネージャーの受け入れがよかった。ドイツではかなり苦戦して1年半かかった。」というのは一見ベルギーではうまくいくような感じがあるが、それは素人発想で、ベルギーはファーストコンタクトは問題ないけど、その後事業を進めるにあたっては難しさがあることも予想される。ドイツの場合は、いったん受け入れると親身になって話を聞いてくれる風土があったから、いったん認められた後は比較的にやりやすい状態であった。例えていえば、ドイツはハンドルの遊びなし、ベルギーは遊びがありといったところ。ベルギーの会社では、日本人は自分一人なので、かなり自分でケツをたたきながら自分で新しいことに取り組むことが大事。特に会社のコアになる決定に積極的にからみ続けることで強さを得たい。そのあたりがドイツの時から進化するための課題になりそう。 ドイツで自分の送別会に50名近く参加してくれて、社長からもたくさんのありがたい言葉をもらって、いろいろなドイツ人の同僚からもありがたい言葉をもらった。ベルギーで仕事に従事するうえでさらなる自信になるような言葉ばかりだった。基、日本人が現地に溶け込んで彼らの力になっているかどうかは普段はわからず心配になることがあるけれども、最後にこういってもらえて目の前がパッと開ける感覚だった。基本的なことだが、ベルギーでも最後に「Tama、よくやった!居なくなるのが残念!」と言ってもらえるようにしなければならない。それに加え、新天地では会社をリードすることを求められているので、厳しいことも自分で課していかないとね。 あとは、自分で客&代理店に出向いて市場の現場を歩こうと思う。どこに行ってもだいたい車で日帰りできるしね。日本人の中でも、これができることが自分のユニークな点だし、そこはドンドンやっていきたい。何はともあれ、ドイツでのすべてに感謝!そして、ベルギーよろしくどうぞ! ![]() Tama ▲
by tamarich
| 2011-08-27 09:11
| たま意見
2011年 08月 27日
今回の自分の送別会で「ラグビーやったらオールブラックスみたいな掛け声あるやろ。ちょっと関学のやつなんかやってみろ!」と言われ、一人で中華レストランでFightOnを叫び歌った。会社のみんなには喜んでもらったんでよかったものの、中華料理屋で一人で歌うもんちゃうんちゃうかとも思っていた。ただ、その後2,3日してその一件を思い出すと、歌えば熱くなる歌があることは非常に幸せなことだと思った。 そして、Fighters卒業した直後は、あまりにFightersを中心に人間関係や進路など生活全般が回ることを嫌って、Fightersから非常に遠い今の会社に入って、いろいろ全く違うタイプの人たちと付き合い、全く違う海外の仕事をしたりした。今は、ようやく自分のベースが徐々に固まってきた。そんな卒業後11年たって歌ったFightOnは結構いとしくもあり、そのころのメンタリティーを少し思い出せた。おそらく自分の特徴やら本音はそのときのメンタリティーであって、今はココ海外で自分の特徴としてその時に近しい自分を出している。今、おそらくその当時と現在のバランスがすごく良いのだと思う。Fightersの時に得た財産に乗りすぎず、自分のらしさに海外で磨きをかける。今では、Fightersの過去を結構言っているし、これからもどんどん言おうと思う。「2回も優勝したんやで!」ってね。これって、とうとう典型的なOB調??? ![]() ▲
by tamarich
| 2011-08-27 08:39
| たま意見
2011年 08月 27日
本社と同じ目線で、同じ戦略&方針をしっかり各国の会社と本社が共有することが肝心だと思っている。日本企業のグローバル化はうちの会社でも顕著にその流れを感じる。特に欧州では、日本人プレミアムはかなり少なくなっているし、現地人のレベルも高くなっていて、特に自分のような中堅には、いかに彼らと近い市場の見方をしながら対等以上に仕事ができるかが焦点だとよく思う。もし現地人が日本本社と同じ目線で、同じ戦略&方針をしっかり共有できれば日本人がポっと海外販社に参加するよりよっぽどよいだろうし。各国にはその市場のスペシャリストがいるわけで、日本人がそこで何をできるかはいつも駐在員の力量による。信頼を勝ち得ないと、まったくうまく仕事ができなくなるからね。 ここで、グローバル化と違うことのようで似ている「子供の教育論」について一つ。結局、世界の中でいるとその中で生きる道を考えるし、自分は何者か?とよく思う。自分のバックグラウンド(人種、出所、専門、価値観等々)をしっかり理解して、1つでいいからある分野でとびぬけた特技を持っている人が強い。これから子供が生きる世界は、自分が生活していたときよりももっと厳しいグローバルな環境で、日本の状況も不確定だろうから、そんな中でも強く生きてほしいと思う。ふと、以前うちの子を育てるにあたって「自分に指針がないとイカン!」とお父さんぶって、3カ条を作ってみた。かなりシンプルで、実はすごい教育3カ条だと恥ずかしながら自信を持っている。教育といいながら、実は自分にも適応できる3カ条。 ①挨拶をすること。 ②一日一回は運動をすること。 ③何でもいいから1番になる特技を持つ。 グローバルな世界では、感謝、つまり人種関係なくリスペクトできない人間は、何語をしゃべろうが薄っぺらいことがわかる。日本人だから日本人とシンパシーを感じるというものでもないことも分かったし、外国でも同じくそのような倫理観や人間性を大切にしている人とは非常に共鳴する。そういった姿勢は、まず挨拶から学ぶべし思った。②は、言うまでもなく体が資本であること。健康一番!③は、自分も親に言われていたことで、最近になってこれは本当にそうだなと思う名言。グローバルに仕事をしていると、いろんな文化や人間がいることで、それに適応するが故に自分らしさが知らず知らず消えていることがある。それはいちばん陥りがちなことで、これからは自分の出生であったり、バックグラウンドを自分で誇りに思いながら、それをどんどん磨き上げてズバ抜けた才能にしないといけない。そうすることで、グローバルな世界でしっかり立っていることができる。サッカー欧州組がよく、「個を磨く」とよくいっているのはよくわかる。自分を消して溶け込むのは、最終的には組織のためにもならない。ちなみに、これ①②③は「心・技・体」となっている。 ![]() ▲
by tamarich
| 2011-08-27 08:38
| たま意見
2011年 08月 27日
一方でこっちに来て、自分は日本人であり日本人が非常に素晴らしいとよく思う。欧州人、というかドイツ人は耐性がないと思うことが多い。効率を追っかけているから、「根性でやりきる」みたいな気質はないね。というか、逆に日本人は生まれつき忍耐があるから、仕組み側がそれに頼っている感じ、それにしても耐性があるなぁとよく思う。震災後もそうだし、厳しい気候への耐性、その他全般そう。それが価値観だし、それが強みだし、そこを変えてはいけないと思う。変えるのは、仕組みの方で、価値観や文化まで変えちゃいかん。 欧州の国は、なぜか自信をもっている。フランスなんかはびっくりするほど自己中で、会社の汎欧州のミーティングでもプレゼンさせたらから必ず既定の時間を大きくやぶって、自分の言いたいことを言うし、国自体もそんな感じだ。こんなときに原発をプロモーションしているし、なんだかわからん。でも自信をもって、自分の強みを120%発揮して弱みは消し去って、他国にフランスをアピールできている。日本も日本の文化を押せばいい。ドイツで日本人サッカー選手が活躍しているけれど、彼らの言っていることはいつも共感できる。「強みは規律、俊敏性、協調性」。仕事も同じ。そういった所をどんどん押していけばよいと思うし、自分の意識次第で日本人が現地人の中に飛び込んで活躍する余地はけっこうあると思っている。 ▲
by tamarich
| 2011-08-27 08:37
| たま意見
2011年 08月 27日
欧州は大人な国だと常思う。日本はどうしても欧米よりも近代化が遅れた国。今の経済的に不自由ない日本は、第二次世界大戦後の国民の頑張りにあると思うけども、結局経済優先の発展だったから、生活はストレスフルながら金銭的&物的には満たされているというような状態になった。自分の見方だけれども、人のやる気を煽って、忍耐をベースにして、夢や目標を持つことを美徳として国を作った感があって、今もその文化が日本の社会に流れている。かたやドイツは、そのような考えはあまり支持されず、より効率的に、より機能すること、倫理観と秩序を守ることをかなり意識して、人生をエンジョイすることを美徳としている。 日曜日はお店は営業しないし、サービス業は全くもって満足しがたいレベル。日本はサービスを受ける側になると超快適、サービスをする側だと非常に酷な労働を強いられるけれど、欧州は逆にサービスを受ける側は不満多々、サービスをする側(会社)は比較的楽に回すことができる。労働はいたって人を尊重したもの。うちの会社の中もそうで、みんな休みはしっかり取るし、とる仕組みができている。また、経済優先の日本の象徴はコンビニだと思う。日本に一時帰国して驚くのはコンビニの100円おにぎりのめちゃ旨いこと旨いこと、いつでもやっていること。欧州であれができないのは、景観を害するし、夜間労働ができる人がそんなにいるかどうか、エネルギーを多く消費することなどいろんな理由があると思う。 ちょうど震災が起きて、エネルギー問題を抱えている日本は欧州を参考にしながら「かならず必要なもの」と「あればうれしいがなくても良いもの」を区別する必要があるんではなかろうか。本当の先進国評価は、一人当たりのGDPで測るのではなくて、国民の満足度で測るべし。 ![]() ▲
by tamarich
| 2011-08-27 08:36
| たま意見
2011年 08月 27日
5年8カ月のドイツ生活がようやく終わった。これほどひとところに滞在して、毎日似たような生活をしたのも初めてかもしれない。日本ではいろんな刺激を求めて生活をしていたし、ドイツ生活前半までは刺激が多かった。けれども、後半ではそんな刺激も少なくなり自分も刺激を求めずにドイツの穏やかな環境をエンジョイしていたように思う。そんな中にも、だからこそというような経験や発見をいっぱいできたと思う。 プライベート、仕事ともに「ブレずに本質をみること」ができるようになったことをうれしく思う。なんでだろうかと考えると、おそらく日本でいたときのように時間に追われることもなく一人でいる時間も多くて、考える時間が多くなったことが理由なのかなと思う。今ベルギーにいるけれども、ココに来ると日本人が圧倒的に多い。ベルギーは6000人、ハノーファーは200人とケタ違い。ブラッセルは日本人コミュニティーも結構あって、「あ~、こんな生活、日本にあったなぁ」などと少し昔の感覚がよみがえってきている。欧州の中でもドイツはハノーファーにいたからこそ、今の自分があるのだろうと思う。 また、そんな中で駐在4年目にして子供ができたことで大きな転換期が訪れた。結婚しても、まだ生活が大きく変わることはないけれども、子供ができると激変した。家と会社の往復、ほとんど飲みに行かず、土日は家族と一緒という家族に没頭する環境で2.5年過ごし続けた。今まで自由にやってきた自分にとっては結構過酷だったかなぁ(言い過ぎ?)。今ベルギーに移動して、Yunaももう幼稚園に入ることができるようになって、先日も園長から家族インタビューを受け、9月1日から幼稚園デビューとなる。Yunaの成長がかなり嬉しい。少しづつ自分の時間がとれそうで、これまたうれしい。正直、当初「停滞」と感じていた育児の時間は、逆に自分に「進化」を与えてくれたし、なにより子どもの成長を見るのは喜びだ。ドイツでの育児を本当に頑張ってきたと胸張って言える。イクメン中のイクメンちゃうかなぁ。。。 ![]() ▲
by tamarich
| 2011-08-27 08:35
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